。 上田さんの作品ですから,きっとゲーム中で流れることはないと思うんですけど,それにしてもまた「少年と動物」みたいな楽しげな感じの曲で,FF14 RMT,ちょっと意表を突かれました。 上田氏: 今回は意外性を見せたかったんです。動物の仕草にフォーカスしてみたり,ああいう楽曲を選んでみたり。 ゲームデザインありきですべてを決める操作はICOに近い感触 : 昨年の段階では,きっと発売はまだまだ先だというのが言われずとも分かっていたので,あえて聞いていなかったことをいくつか聞かせてください。 上田氏: はい。 : ゲーム操作についてなんですが,これは見て想像できるとおり「逆ICO」とも呼ぶべきものだと考えていてよいでしょうか。 上田氏: 逆ICO……というと,プレイヤーがヨルダということですか? : 自分の役割はヨルダで,トリコの役割がイコといいますか。 上田氏: そうですね。それに近い部分はあります。 : 今回のムービーでも,自分の位置までトリコを呼び寄せているかのようなシーンが見えますし,あの「どうにもならないもどかしさ」は健在なのかな,と思いまして。 上田氏: どうにもならない,というのはコントロールできない,ということですか? : そうです。100%の制御ができないということで,それがICOの面白さのエッセンスであったわけですけれど。 上田氏: そうですね。今回のプレイヤーは少年なので,トリコを直接操作することはできません。そのもどかしさ……というか面白さはあると思います。ただ,そういう部分をとらえてみると,ICOの逆というよりは,ICOと同じですね。 : ああ,そうですね。同じ構図で,立場が逆ですね。向こう(トリコ)のほうが強いわけですし。 上田氏: そうです,rmt,そうです。 : あと今回は戦う相手ではありませんが,ワンダ的な「よじ登り」とか「つかまり」とかがあると思うんですけど,つかまれるポイントみたいなものは,ずいぶん自由度が増していると考えてもいいでしょうか。 ワンダなどでは,やはり何か所が決まったポイントがあって,そこにつかまってよじ登って……ということを探す楽しさもあったわけですが,やはり自由度が高いなら,それに越したことはないですし。 上田氏: 羽の生えてるところなら,どこでもつかまって登れますよ。 : え。どこからでも……ですか? 上田氏: はい。どこからでもつかまって,という感じになると思います
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