米国時間の2011年6月9日,PlayStation Vita用ソフト(以下,みんGOL NEXT)のプレゼンテーションが,同作のプロデューサーを務めている池尻大作氏によって行われた。 本作は,言わずと知れた人気ゴルフゲームシリーズの最新作。基本的な部分はそのままに,Vitaの機能を生かしたフィーチャーが盛り込まれる予定だ。 プロデューサーの池尻氏 まずは,本体の前面(タッチスクリーン)と背面の両方から挟むように触れると,ドラゴンクエスト10 RMT,キャラクターをググッと持ち上げられる機能が紹介された。 ……と聞くと,なんだかただのお遊び要素っぽく感じるかもしれないが,実は,この状態でキャラを左右に動かし,ティーグラウンドの別の場所に降ろすことで,ティーショットを打つ位置を変更できる。 コースの形状によっては,どこから打つかが攻め方のポイントになったりするので,地味に実用的な機能といえる。決して,女の子キャラを下からのぞき込むためのものではない。まあ,のぞいても何かが見えるわけではないだろうが。 また,コースをタッチすることでさまざまな情報が得られるという点も,1打でも無駄にしたくないという人にとって嬉しい機能だろう。 従来作品でもカップまでの距離は表示されるが,みんGOL NEXTでは,バンカーや池などをタッチすることで,そこまでの距離がズバッと確認できるのだ。この機能を活用すれば,うっかりバンカーに入れることが少なくなるかも? このほかみんGOL NEXTには,プレイに直接影響する新要素として,「エキストラパワーショット」と呼ばれるショットが追加されている。 これは,フルパワーショットが打てる状態のとき,インパクトの瞬間にVita本体を後ろから前へタイミングよく振ると発動できるショットで,成功するととんでもなく遠くへ飛ばせるそうだ。 どれくらい飛ぶかというと,通常のプレイではどんなにがんばっても3オンが限界のホールでも,2オンできてしまうほど。ただし,インパクトの瞬間に目が離れてしまうため,失敗する可能性が非常に高い。まさにハイリスク?ハイリターンのショットなのだ。 今回紹介された,ゴルフのプレイに関連する新要素は以上だが,実はこれ以外に,Vitaならではの“遊び”も追加されている。 例えば,グリーン上に落ち葉などがあるとき,指などで画面上を払うようにすることできれいにできるほか,コース内にある木などのオブジェクトに触れることで,新たなアイテムが手に入ることもある。 またラウンド中,キャラクターにタッチするとさまざまなリアクションを返してくるといった要素も盛り込まれる予定だ。 さらには,具体的な仕様は確定していないものの,カメラで撮影した写真をゲームの背景に使える機能も追加されるという,ドラクエ10 RMT。街中や,自分の部屋などの写真を選ぶことで,ゲーム画面がいつもとずいぶん異なる雰囲気になるだろう。 みんGOL NEXTでは,基本的な要素も大きく進化を遂げている。コースやキャラクターはすべて作り直されているほか,詳細は未定ながら,オンライン対応も予定されている。 なお,登場するキャラクターの数はまだ秘密とのことだ。 まだまだ未確定な要素は多いが,ゴルフの基本部分は完成しており,あとは“遊び”部分の調整だけとのことなので,順調に行けば,Vitaのローンチタイトルの一つになりそうだ。 ※上の写真は,1月27日に開かれた「PlayStation Meeting 2011」()で撮影したものです
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