E3会場のスクウェア?エニックスブースに,あのドイツ産ゾンビアクションゲーム「Dead Island」( / / )がプレイアブルデモとして展示されていた。プレイできる時間が5分間に制限されていたが,序盤のシーンを導入ムービー付きで試遊できるというものだった。 ところでDead Islandは,ドイツのDeep Silverから販売されるはずだが,なぜスクウェア?エニックスのブースに展示されているのか。それは,北米においてはより大きな流通網を持つスクウェア?エニックスに販売業務が委託されているからである。つまり,それだけヒットが見込める作品という公算がDeep Silverにはあるのだろう。実際,短い時間のデモプレイながらも,試遊台に多くの人が群がっていた。 さて,E3 2011の開催に合わせて,この導入ムービーが最新トレイラーとして公開されているので,まずはこれを見てほしい。 導入ムービーを見てみると,ヒップホップのコンサートのステージで酒をあおる主人公が映し出されており,おそらくこれはプレイヤーキャラクターの1人であるSam Bだと思われる。かなり荒廃した生活のようで,歌いながら酔い潰れてしまい,日が昇ったころに目が覚めると,周囲がゾンビだらけになっていたという内容である。 ただし,プレイアブルデモ自体は,女性キャラクターのXien Meiを操作するようになっていた。……果たして発売予定の9月に完成が間に合うのかちょっと不安な点である。 このXien Meiは,本作の舞台となっている架空の島国Banoiに出稼ぎでやってきたという中国人女性で,柔軟性や運動神経に優れており,ナイフを使って素早く攻撃するタイプのキャラクターだ。いわゆるアサシン系である。 プレイヤーキャラクターには,3つのスキルツリーが用意されており,そのうち2つが全キャラクター共通で,残り1つがキャラクターごとに固有なものとなる。バーバリアン風クラスであるSam Bの場合「Fury」というスキルツリーが割り当てられていたが,Xien Meiには「Blood Rage」というスキルツリーが用意されており,「怒ると瞬発力が増す」といった技が使えるようだ。 続いて実際のプレイアブルデモの内容をお伝えしよう。 デモは,海岸沿いの小屋で目覚めたところでスタートする,DQ10 RMT。自分を助けてくれたライフガードのSinamoiが小屋の外でゾンビと格闘しているところに加勢する「Blood on the Sand」というミッションである。 ボートのオールを手に取り,Sinamoiに群がる5体のゾンビを退治したところ,実際に叩いたように潰れるゾンビがいい意味で気持ち悪い。砂浜が血で染まり,まさしくミッション名そのものな光景が画面に広がっていく,これこそがDead Islandのすべてと言ってもいいだろう。群がるゾンビに対して,メレー系の武器を手に殴り倒すという,爽快なアクションが楽しめるのだ。 この後,Sinamoiから「The Lost」というミッションを受け,ゾンビと戦いながらビーチに沿うようにして進んでみた。進んだ先に車があり,その中で救出を待っていた人を助けようとしたところでプレイ時間の5分が終了。ゲームの全容を推し量るには短かすぎる時間というのが正直なところだ。 このほかにプレイデモで気づいた点として挙げられるのは,武器によってゾンビの死に様が変わること。例えば,ナタでの攻撃は, スパッと切れていく感がある。手や足が切れていくのはもちろん,横から顔を両断してしまうような,えげつない表現も満載だった。 もっとも,あんまり張り切り過ぎてもダメなようで,走ったり戦いすぎたりすると,画面中央下部に表示される青いスタミナメーターがどんどん減っていく仕様になっていた。ゾンビにつかまれた場合は,押し返したり蹴り飛ばしたりといった戦い方も必要そうである。 1人称視点のアクション性ばかりが強調されがちな本作だが,実際のところはRPG要素が濃く,レベルアップで獲得したスキルポイントを割り振り,さらにアイテムを集めて自分で武器を作るといった要素が盛り込まれていることも覚えておきたい。 で一気に多くのファンを得ることになったDead Islandだが,この過激なゾンビアクションゲームが市場でどこまで理解されるのだろうか。興味深いところである。 なお,北米での発売が当初の予定より2週間ほど遅れた2011年9月6日と発表されている,ドラクエ10 RMT。4人のCo-opモードなど気になるフィーチャーもあるが,そのあたりの続報は追ってご紹介できると思うので期待していてほしい。
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