2013年1月30日水曜日

今週の「海外ゲーム四天王」は,働く自動車をテーマにした異色作「Forklift Truck Simulator 2009」で,

 ゲームには,チュートリアルのほか,ミッションモードとフリープレイが用意されている。登場するフォークリフトはドイツのメーカー,STILLの販売する3種類で,具体的にはモーター駆動の「RX20-18」と「RX60-50」,そしてディーゼル駆動の「RX70-30」がある。スピードや積載能力の細かい違いなどがたぶんリアルに再現されているのだろう。ただし,使えるフォークリフトはミッションによって決まっており,その日の気分で好きなものに乗れるわけではない。  モノがフォークリフトなので,ミッションは基本的に荷物の積み下ろしだ。マップは,「トラック集荷場」と「駅に隣接したトラック集荷場」の二つがあり,それぞれに3種類ミッションが用意されている。最初のミッションは,やってきたトラックなり貨物列車なりから荷物を下ろし,倉庫の棚に積んでいくというもの,Diablo 3 Gold。次は,倉庫の棚に積んである荷物を下ろし,トラックなり貨物列車に積んでいくというもの。そして最後は,アグ ブーツ,倉庫の棚に積んである荷物を下ろし,別の場所に積んでいくというものだ。うーん……どのミッションも基本的に同じじゃないかという雰囲気が漂うが,いずれも30分間という時間制限がある。積み下ろしすべき荷物はマップに表示されるし,掲載した写真のように荷物の周りに明るい色がつくので分かりやすい。  フォークリフトの運転はなかなか難しく,頻繁に視点を変えてパレットにフォークを,ググッと……。あっ。荷物に強い衝撃を与えて壊してしまうとゲームオーバーで最初からやり直し。また,フォークリフトをあんまりあちこちにぶつけていると,これまた壊れてしまってゲームオーバー。かなりセンシティブな操作を要求されるのだが,移動には慣性があり,望んだ位置にピタリと停めるのが難しいなど,自動車とはまったく違った操作感覚がある。また視点移動にも制限があるなど,ゲームの操作性はかなりクセがあるものだ。  というわけで,ミッションの数やフォークリフトの車種,マップのバリエーションに不足感があるのは否めず,プレイヤーを選ぶタイトルであることは間違いないだろう。向こうでの価格は24.99ユーロで,これを高いと見るか安いと見るかは,あなたのフォークリフトに懸ける情熱次第だろう。  もっとも,(ごくたまに)スパッと荷物を拾い上げ,適切な位置でキュっとカーブを切り,移動中になめらかにフォークを上下させ,ふらつくことなくうまい場所に荷物を置けたとき「オレってカッコいいかも」と思ってしまったのも事実だ
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